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第59回 水中毒 (Water intoxication) |
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投稿者 Ildong Kim
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2008年 January 13日 Sunday |
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症状: 吐き気、頭痛、疲労、意識障害、けいれん 29才のJさんは、気温の高い開催地で行なわれたマラソンに出場し、多量の発汗のため、ボトルウォーターを何本も飲みました。30キロを過ぎたところで、Jさんは吐き気と目まいを訴え始め、35キロ地点で、意識がぼーとして倒れてしまいました。
マラソンのように長時間、発汗を起こすスポーツや仕事では、体から大量の水分と電解質(特にナトリウム)が失われます。スポーツによっては、1時間に1リットル近くも発汗することがあります。失った水分を普通の水で補うと、体内の電解質が薄まり、血液中のナトリウムの値が少なくなって、低ナトリウム血症になります。この状態を水中毒といいます。低ナトリウム血症の症状は、軽度の場合は疲れ、吐き気、嘔吐、頭痛などですが、重症になると、意識障害、けいれん、そして死に至ることさえあります。 腎臓は、1時間当たり最大1リットル近くの尿を排出する能力があるので、健康な成人の場合、1日かけて15リットル程度の水分を取るのはだいじょうぶだとされています。しかし、極めて短時間に多量の水を飲むと水中毒になります。今年1月、カリフォルニア州の28才の主婦が、ラジオ局が行なった「おしっこをがまんして、(ニンテンドーの)Wiiを獲得しよう」コンテストで、短時間に7リットル以上の水を飲んで、死んでしまった事件がありました。 1才以下の赤ちゃん、マラソンのような長時間の忍耐が必要とされるスポーツ、多量の発汗をする仕事や活動、精神科疾患、頻回の下痢や嘔吐、利尿剤などの薬の服用、などは水中毒のリスクになります。 多量の発汗、嘔吐、下痢のある時は、普通の水ではなくて、スポーツドリンクのような電解質の入ったドリンクを飲むようにしましょう。それでさえ、多量に飲むと低ナトリウム血症になると言われています。赤ちゃんに与える人工調整乳や赤ちゃん用の電解質ドリンクは決して薄めて与えないでください。 スポーツドリンクなどの電解質ドリンクが身近にない場合で、脱水が疑われる時はとりあえあず普通の水でもいいので飲んでください。脱水自体危険を伴い、脱水による健康障害は、水中毒になる確率よりもずっと高いからです。そして、電解質は後で補正をします。 低ナトリウム血症が疑われる時は、緊急医療センターまたは、救急室に行ってください。 サンディエゴの日系紙「Lighthouse San Diego」に2007年11月16日号に掲載 |
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最終更新日 ( 2008年 January 13日 Sunday )
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