| 第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis) |
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質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?
前立腺炎は、男性だけの病気ですが、急性前立腺炎と慢性前立腺炎とに区別され、また、原因によって細菌性のものと非細菌性のものに分けられます。 急性前立腺炎とは、突然発症する前立腺の感染で、主に細菌による感染によって起こる病気です。35才以上の人は、大腸菌などの一般的な細菌が原因になることが多く、35才以下の若い人は、淋菌、クラミジア、トリコモナスなど性感染症を起こす菌も多く関与します。 感染は、体外から尿道に細菌が入り起こるわけですが、膀胱カテーテルの挿入、膀胱鏡検査、外傷、体の他の部分の感染、膀胱出口の閉塞なども感染の原因になります。若い人(20才から35才まで)で、複数の性交渉の相手のある人や、コンドームを使用しないで肛門セックスを行う人は、前立腺炎のリスクが高くなります。 症状としては、発熱、悪寒、腰痛、頻尿、切迫尿意、排尿痛、下腹部痛及び不快感、肛門痛、会陰部の痛み、排尿時の熱感や痛み、排尿困難、勃起時の痛み、排便時の痛みなどです。症状が進むと、排尿困難、排尿量の低下などが起こります。他の症状としては、腰痛、射精時の痛み、血尿、睾丸痛、精液に血が混ざることなどがあります。 診察では、前立腺の触診をします。おしりから指を入れて、前部に位置する前立腺を触れるわけですが、前立腺は柔らかく腫れ、圧痛がします。足の付け根(ソケイ部)のリンパ節の腫れ、陰嚢の腫れ、陰茎からの膿の排泄などが認められることがあります。 検査は、一般尿検査をまず行いますが、尿検査は3回行うことがあります。排尿時の最初の尿、中間尿、それに前立腺の触診の後といった具合です。他の検査としては、尿の細菌培養、末梢血の血算、PSA(前立腺特異抗原)、精液検査などがあります。 治療には、抗生物質を使います。サルファ系のST合剤(商品名Bactrim)あるいはフルオロキノロン系抗生物質(商品名=Floxin, Cipro)を最低4週間服用しますが、場合によってはもっと長期服用します(6-8週間)。性感染症を起こす菌が原因の場合は、セフトリアキソンの注射の後、ドキシサイクリンを10間服用します。重症例では、入院することがあります。 症状を改善するために、1日2リットル程度の水分を取って、頻回かつ完全に排尿するようにします。温かい湯船に浸かたりすることもいいかもしれません。アルコール飲料、カフェインの含まれたもの、かんきつ系のジュース、熱いものや辛いものなど膀胱を不快にさせるような飲料水や食べ物は避けます。 抗生物質を服用し終えたら、再度診察を受けます。たいていの人は、急性前立腺炎の治療の後、症状は治まりますが、一度急性前立腺炎にかかると、再発を起こしたり、あるいは、慢性前立腺炎になりやすくなります。 サンディエゴの地元のウェブサイトsandiegotown.comの2006年5月 に掲載
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