第40回 腰痛(Low Back Pain)

8割以上の人が一生の間に一度はなんらかの形の腰痛を経験すると言われていますが、その腰痛の原因は実に様々です。引越しの手伝いをした直後の23才の男性の腰痛と、乳癌の既往のある55才の女性の腰痛、あるいは骨粗しょう症があり転んで生じた75才の人の腰痛はその考える原因も治療も非常に異なってきます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第84回 アメリカの予防接種=最新情報 

『アメリカ健康ノート』で「アメリカの予防接種」という記事を書いたのがもう7年も前のことです。この間、アメリカの予防接種事情は大きく変わりました。特に、今年から新しい予防接種が何種類も加わり、ただでさえ日本から来た人を驚かせていた予防接種数の多さと、1回に打つ注射の本数が更に増えました。アメリカで行なわれている多くの予防接種がヨーロッパやアジア諸国でも同様に実施されています。 アメリカに在住している間に、せめてお子さんには、最小限ではなくて、アメリカの標準的レベルの予防接種を受けさせてあげて下さい。また、年齢相応にある程度の予防接種を子供に受けさせていない場合、アメリカではchild negligence (養育の怠慢)として処罰の対象になる可能性もありますので気をつけて下さい。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 25 10月 2007

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第35回 前十字靱帯損傷 (ACL injury)

症状:膝の痛み、膝の腫れ 16才のX君は、放課後バスケットボール中、急に方向を変えた瞬間、右膝にパシッと何かが切れる音を感じました。帰宅後、膝の腫れと激しい痛みが起こってきました。翌日整形外科医を受診したところ、前十字靱帯 (Anterior cruciate ligament = ACL) 断裂と診断され。後日、関節鏡を使用した前十字靱帯再建術を受けることになりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 6 11月 2005

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第109回 トリガーポイント注射(Trigger point injection)

  =最も効果的な筋肉痛の治療法=     筋肉痛は最も一般的な症状で、アメリカでは人口の1割の人に筋骨格系の病気があり、何らかの筋肉痛を訴えていると推定されています。こうした筋肉痛は、  外傷や筋肉の使い過ぎで起こるのが一般的ですが、筋肉痛を起こしやすい病気が存在していることもあります。筋肉痛は筋・筋膜痛症候群 (myofascial pain syndrome) として医師から診断されることがあります。  

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

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第56回 運動誘発性喘息(Exercise-induced athma)

症状:運動時の咳、息切れ、胸痛、過度の疲労   7才のY君は、運動が苦手です。体育の授業で長距離走があると、いつも途中で苦しくなって歩き始めます。ある日、放課後友人とサッカーをして遊んでいる時に急に胸痛を訴え、小児科を受診しました。いろいろな検査の結果、Y君の症状は、運動誘発性喘息によるもので、運動が苦手なのもこの病気の結果であることが分かりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 13 1月 2008

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。

診察室 | Ildong Kim | 日曜日, 12 9月 2004

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その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=

私は小児科医でもあり、内科医でもあるので、家族が病気になると私がまず診ます。妻と娘2人ですが、普段患者さんに優しく接する私も、相手が妻や娘になると、少々ぞんざいな言葉を使ってしまします。「こっちへおいで。」とか「早く、ここで横になって。」といった具合です。そして、簡単な採血に失敗し、妻にも娘達にも冷たい目で見られたことがあります。これは、家族が相手だから、無意識の内に過剰な情が入ってしまい、その結果、望まない方向に行ってしまったからでしょう。普段は採血が得意の私ですが、それ以降家族の採血は看護師さんにやってもらうことにしています。

診察室 | Ildong Kim | 木曜日, 1 6月 2006

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第48回 貧血(Anemia)

貧血というと、立ちくらみを起こす「脳貧血」と誤解されている方が多いのですが、いわゆる「脳貧血」は起立性低血圧あるいあは副交感神経過敏などで起こり、赤血球中のヘモグロビンの量が減少して、血液の酸素の運搬能が低下する貧血と区別して考える必要があります。貧血の症状は実は「無症状」が一番多く、あるとすれば疲れやすさ、動悸、息苦しさなどで、短時間のうちに多量出血をして循環血液量が少なくなるような状態以外には立ちくらみは起こりません。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第37回 この夏恐れられている感染症-西ナイルウィルス(West Nile Virus)

1999年8月、ニューヨークの感染症専門医がニューヨーク市の健康課に、脳炎症状を呈した2人の患者を報告しました。6人の患者が後に加えられ、セントルイス脳炎の流行の疑いが持たれました。しかし、時を同じくしてニューヨーク市で奇妙な出来事が起こったのです。まずブロンクス動物園でおびただしい数の鳥が脳炎で死んだこと。それと市内のあちらこちらでカラスの屍骸が発見されたこと。その後の調査で、こうした出来事がお互い無関係な出来事ではなく、ある共通した原因で起こったことが判明したのです。すなわち、西ナイルウィルスによる感染症の結果だったのです。この1999年ニューヨーク市での初ケース以降西ナイルウィルスはアメリカ全土に広がり、2002年には284名もの犠牲者を出しました。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第21回 アメリカでも3分診療? =南カリフォルニアの医療事情=

HMOの生まれ故郷、南カリフォルニア サンディエゴで、日本クリニックが開院して2年になりますが、この間診療を通じて見た南カリフォルニアの医療事情というものを述べてみたいと思います。ここでいう南カリフォルアの医療事情と言うのは、何よりもHMO(健康維持機関=毎月一定の掛け金を取って、最小限の支払いで診療を受けようとする保険またはその保険会社のこと)の影響が絶大な地域での医療事情ということです。日本からアメリカに来られたばかりの人、あるいはアメリカに長年住んでいるが、南カリフォルニアからあまり離れたことのない人、またはアメリカであまり医師を受診したことがない人には、南カリフォルニアの医療事情と言われてもピンとこないかもしれません。私も、サンディエゴに来るまでは、HMOのメッカ、南カリフォルニアがこんなにも、医療面で他の地域と違うというのが、わかりませんでした。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 26 9月 2004

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第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

卵巣嚢(のう)胞は、卵巣にできる水様や半固形状の液体が入った袋状のものを指しますが、卵巣嚢腫とも呼ばれています。卵巣嚢胞のほとんどが機能性または生理的嚢胞で、良性で排卵に伴って形成され、症状もなく、外科的手術の対象にもなりません。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 24 1月 2007

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第1回 細菌性髄膜炎 (Bacterial meningitis)

今回から、私が医師になって実際に経験したケース(主に日本での経験)を基に、架空の患者を設定しそれを症例風にご紹介し、様々な病気の初期症状の発見に役立てていただければと思っています。

気になる症状 | Ildong Kim | 木曜日, 7 10月 2004

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第9回 細菌性膣炎(Bacterial vaginosis)

症状:匂いのあるおりもの、かゆみ 23才の女性Jさんは性的に活発で、最近新しいボーイフレンドができ、それと前後してある匂いのあるおりものが出るようになりました。Jさんはてっきりボーイフレンドから性病をうつされたと思って医師を受診したのですが、医師からは「細菌性膣炎」と診断され性病ではないと説明を受けました。結局抗生物質を7日間服用し、症状は完治しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第37回 熱性けいれん (Febrile seizure)

症状:けいれん、発熱 1才3ヶ月のTちゃんは、朝から熱を出し、昼過ぎに、突然両手両足をぴくぴくさせ、両目が上の方に向いてしまい、おかあさんが、体を揺すっても、全然反応しなくなりました。心配したお母さんは、救急車を呼びましたが、救急車が到着する前に、Tちゃんのけいれんは止まりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 21 12月 2005

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第13回 溶連菌による咽頭炎 (Strep throat)

症状:咽頭痛、発熱、リンパ節の腫れ 7才のIちゃんは2日前から摂氏40度近くの発熱と咽頭痛があり、お父さんに連れられて小児科医を受診しました。Iちゃんの行く小学校では最近「Strep throat」というのが流行っているそうです。Iちゃんの喉(扁桃)は赤くなり、白い斑点状のものがついていました。医師は喉の溶連菌迅速テストを行い、結果が陽性なので、Iちゃんに10間のペニシリンを処方しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

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第30回 ブルガダ症候群(Brugada sydrome)

症状:失神、突然死、あるいは無症状 Kさんは、仕事中急に気を失いました。救急車で、近くの救急病院に運ばれ、いろいろ検査を受けましたが原因がわからず、心臓の専門医を紹介されました。後日心臓の専門医を受診したところ、ブルガダ症候群の可能性があるということで、心臓電気生理検査を受け、その結果、植え込み型除細動器(ICD)の手術を受けることになりました。...

第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

...

第85回 腹痛 (Abdominal pain)

...

第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

第60回 血尿(Hematuria)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第64回 肩の痛み(Shoulder pain)

第55回 アメリカでの妊娠と出産

第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

第59回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その2

第71回 無月経 (Amenorrhea)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

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死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

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US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

Intensive Care Unit

Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Preceptorship: Learning in the Community Setting

轢かれた

集中治療室

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

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第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

その6 耳垢君、君は包囲された

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第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第2回 アレルギー(Allergic Rhinitis)

第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その8 渡米して驚く予防接種の数

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=