第73回 円形脱毛症 (alopecia areata)

円形脱毛症はストレスで起こるもの——と信じている人はいませんか?  円形脱毛症は、現在、自己免疫疾患の一つだと考えられています。 円形脱毛症の原因  自己免疫疾患とは、本来は「体内に侵入してきた外敵を迎え撃つ自己防御システム」である免疫システムが、自分の体の一部分を「外敵」と誤認し、その組織を攻撃してしまう病気です。円形脱毛症は、この免疫システムが、毛が生える部位である毛包を外敵だと勘違いをし、誤って白血球が攻撃をしてしまうのです。この結果、頭髪や体の他の部分の毛を失ってしまいます。  円形脱毛症は、遺伝、ウィルス感染症、環境要因等の関与も考えられています。例えば、近い家族に円形脱毛症の人(特に30才以下の人)がいると、他の家族も円形脱毛症になりやすくなります。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 24 1月 2007

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第50回 アメリカ健康ノート連載50回を迎えるにあたって = 日米医療の違い =

「アメリカ健康ノート」の連載を始めて、早4年以上の月日が経ちました。これも、多くの読者に支持していただいたお陰だと思っています。私どものクリニックで行ったアンケートでも、多くの患者さんに読んでいただいているのがわかり、又、様々な感想を得ましたので、その声をなるべく今後の執筆に生かしていきたいと思います。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第94回 関節炎 (Arthritis)

関節炎と一口に言っても、その原因となる疾患は100以上もあり、そのすべてを説明するのは不可能ですので、今回はその中でも、代表的な変形性関節症、関節リウマチ、痛風を取り上げます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 2 10月 2008

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第13回 アトピー性皮膚炎(1)

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2001年5月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

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第46回 本態性振戦 (Essential Tremor)

症状:手の振るえ    45才の営業マンYさんは、最近メモを取ろうとすると両手に振るえが起こり、特にソーダを飲んだり、ストレスがたまると振るえが目立つようになりました。かかりつけの家庭医より神経内科医を紹介され、本態性振戦の診断を受け、内服薬を処方され、振るえは軽減しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 木曜日, 25 1月 2007

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第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

質問:55歳になる女性(Aさん)ですが、体の左半身の筋力が弱くてなってきています。原因として考えられるものは?

医療相談室 | Ildong Kim | 水曜日, 21 12月 2005

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第40回 腰痛(Low Back Pain)

8割以上の人が一生の間に一度はなんらかの形の腰痛を経験すると言われていますが、その腰痛の原因は実に様々です。引越しの手伝いをした直後の23才の男性の腰痛と、乳癌の既往のある55才の女性の腰痛、あるいは骨粗しょう症があり転んで生じた75才の人の腰痛はその考える原因も治療も非常に異なってきます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第8回 喉頭蓋炎(Epiglottitis)

症状:高熱、咽頭痛、呼吸困難 3才のG君は、昨日までは元気にしていましたが、今朝になって食事をいやがり、39.5度の高熱を出しました。夕方になると、呼吸も苦しそうで座ってよだれを流すようになりました。母親が主治医に電話すると、911で至急に救急車を手配するとのことで、救急室に行くことになりました。救急室に着くとしばらくしてG君は手術室に連れて行かれ、アメリカの医療事情に疎い両親は不安に駆られました。G君は最近日本から来たばかりで、アメリカの予防接種はまだ何も受けていませんでした。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第68回 萎縮性膣炎(Atrophic Vaginitis)

症状: 膣や外陰部の痛み・かゆみ、排尿時の違和感    58歳のOさんは、閉経後に何度も排尿時の違和感と頻尿に悩まされ、その度膀胱炎と診断され抗生物質を服用しました。今までは抗生物質も効いていましたが、今回は抗生物質もあまり効果なく、尿の細菌培養も陰性で、どうも膀胱炎ではなさそうです。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

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第13回 溶連菌による咽頭炎 (Strep throat)

症状:咽頭痛、発熱、リンパ節の腫れ 7才のIちゃんは2日前から摂氏40度近くの発熱と咽頭痛があり、お父さんに連れられて小児科医を受診しました。Iちゃんの行く小学校では最近「Strep throat」というのが流行っているそうです。Iちゃんの喉(扁桃)は赤くなり、白い斑点状のものがついていました。医師は喉の溶連菌迅速テストを行い、結果が陽性なので、Iちゃんに10間のペニシリンを処方しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第10回 赤ちゃん

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2001年2月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

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第17回 糖尿病 (Diabetes Mellitus)

症状:のどの渇き、頻尿、疲労 45才のYさんは最近疲れやすくなり、尿の回数も増えてきました。絶えず喉が渇き水もよく飲みます。内科医を受診するとおしっこに糖分が含まれているということで、数日後の朝、前夜から8時間絶食をし、血液検査を受けました。早朝空腹時血糖が160以上もあり、糖尿病と診断され、ヘモグロビンA1Cという血液検査を更に受け、Yさんは食事・運動療法を開始することになりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

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第46回 子供の時に始まる動脈硬化(Atherosclerosis-*注)

動脈硬化は大人になって始まると誤解されている方が多いのではないでしょうか。確かに、動脈硬化に起因する狭心症や心筋梗塞 (こうそく)、脳梗塞や末梢血管の閉塞は中年以降に多い病気ですが、血管の内側に脂肪が蓄積する動脈硬化そのものは子供の時に始まります。生後数年以内に動脈硬化性変化が始まることは多くの研究者が同意しています。20才になる頃には、ほとんどの人が主な動脈の内側に脂肪の沈着物であるアテロームを持っています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第52回 痔 (Hemorroids)

四足の動物には痔はできないと言われています。2本足の人間はおしりに力が掛かり やすくなり、痔が発生しやすくなるようです。ナポレオンやカーター元米国大統領な ど著名人にも痔で苦しんだ人は多いのですが、痔があっても人に話したり、医師を受 診しない人も多く、実際どれくらいの人が痔に悩まされているかの把握は容易ではあ りません。アメリカでは、過半数の人 (一説によると8割の人) が一生の間に1回は痔 で悩むそうですが、日本でも「2人 (あるいは3人) に1人は痔主」と言われているくら いですので、日米共に痔で悩んでいる人は多いようです。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 5 11月 2004

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第33回 心房細動 (Atrial fibrillation)

症状:動悸、胸部苦悶感、ふらふら感 55才男性のBさんは、昨日から脈が時々速くなり、胸が苦しくなってきたので内科を受診しました。Bさんの脈は不整で、心電図上心房細動の所見があったので、Bさんはすぐに循環器内科に紹介され、そこで軽い電気ショックによる不整脈治療を受けました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 2 10月 2005

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第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

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第30回 ブルガダ症候群(Brugada sydrome)

症状:失神、突然死、あるいは無症状 Kさんは、仕事中急に気を失いました。救急車で、近くの救急病院に運ばれ、いろいろ検査を受けましたが原因がわからず、心臓の専門医を紹介されました。後日心臓の専門医を受診したところ、ブルガダ症候群の可能性があるということで、心臓電気生理検査を受け、その結果、植え込み型除細動器(ICD)の手術を受けることになりました。...

第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

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第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

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第85回 腹痛 (Abdominal pain)

第60回 血尿(Hematuria)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

第64回 肩の痛み(Shoulder pain)

第55回 アメリカでの妊娠と出産

第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

第59回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その2

第71回 無月経 (Amenorrhea)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

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医学教育

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死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

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US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

Intensive Care Unit

Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Preceptorship: Learning in the Community Setting

轢かれた

集中治療室

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医療室

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

...

第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

その6 耳垢君、君は包囲された

...

第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第2回 アレルギー(Allergic Rhinitis)

第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その8 渡米して驚く予防接種の数

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=