第54回 口腔アレルギー症候群 (OAS = Oral Allergy Syndrome)

症状: 食べた直後に口の中や唇がひりひりしたり、かゆくなる。    12才のJ君は、花粉症があり鼻のステロイドのスプレーを使用していますが、最近、バナナやメロンを食べると口や唇がかゆくなり、ヒリヒリするようになってきました。スプレーの副作用かもしれないと、親に連れられて近医を受診しましたが、そこで口腔アレルギー症候群という聞きなれない病名の診断をされました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 24 6月 2007

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第52回 痔 (Hemorroids)

四足の動物には痔はできないと言われています。2本足の人間はおしりに力が掛かり やすくなり、痔が発生しやすくなるようです。ナポレオンやカーター元米国大統領な ど著名人にも痔で苦しんだ人は多いのですが、痔があっても人に話したり、医師を受 診しない人も多く、実際どれくらいの人が痔に悩まされているかの把握は容易ではあ りません。アメリカでは、過半数の人 (一説によると8割の人) が一生の間に1回は痔 で悩むそうですが、日本でも「2人 (あるいは3人) に1人は痔主」と言われているくら いですので、日米共に痔で悩んでいる人は多いようです。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 5 11月 2004

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第41回 精巣上体炎(=副睾丸炎、epididymitis)

症状:陰嚢の腫れと痛み、微熱 45才のTさんは、東南アジア出張中に、ストリートガールとセックスをし、その後、微熱、陰嚢部の腫れと痛みが起こりました。ズボンに触れるだけでも陰嚢部が痛くなるようになり、思い切って医師を受診しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 木曜日, 1 6月 2006

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第92回 心肺蘇生術 =大人編= (Cardiopulmonary Resuscitation = CPR)

突然死のうち、心臓突然死(sudden cardiac death = SCD)の割合が、アメリカでも日本でも約半数を占めます。アメリカでは年間約25万人の人が、日本では約5万人の人がこの心臓突然死で亡くなられています。この半数以上の人が、CPR (心肺蘇生術)や除細動を、心停止してすぐ開始すれば救命できるのではないかと考えられています。多くの市民がCPRの仕方を知ることと、AED(Automated External Defibrillator 自動体外式除細動器)がどこでも利用できることが、心臓突然死の救命に非常に重要だということが、日米を始め、世界的にも認識されるようになってきました。今回は、2005年に改訂された米国心臓協会のCPRプロトコールに沿って、CPRのやり方を説明します。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 2 10月 2008

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第48回 貧血(Anemia)

貧血というと、立ちくらみを起こす「脳貧血」と誤解されている方が多いのですが、いわゆる「脳貧血」は起立性低血圧あるいあは副交感神経過敏などで起こり、赤血球中のヘモグロビンの量が減少して、血液の酸素の運搬能が低下する貧血と区別して考える必要があります。貧血の症状は実は「無症状」が一番多く、あるとすれば疲れやすさ、動悸、息苦しさなどで、短時間のうちに多量出血をして循環血液量が少なくなるような状態以外には立ちくらみは起こりません。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第55回 アメリカでの妊娠と出産

妊娠と出産を言葉も環境も違うアメリカで経験することは、日本で行うよりもずっと大変なことかもしれません。その一方で、視点を変えると、無痛分娩や快適な分娩室など、必ずしもアメリカでの妊娠・出産はネガティブなことばかりではありません。夫の仕事の関係上、仕方なくアメリカでの出産を予定している方も、積極的にアメリカでの出産を考えている人も、この国での妊娠中の診察・検査の予定、出産がどのように行われているのかを知ることは非常に重要です。スクリプス・クリニックの資料を基にして、以下に妊娠中の診察・検査の予定を説明します。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 17 2月 2005

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第26回 夏と病気 (熱による病気) 

日中の気温が上昇し、焼きつくような日差しが多くなり、いよいよ本格的な夏到来ですが、日中スポーツを行う人にとっては要注意の季節です。特にマラソン、トライアスロン等過酷で長時間行うスポーツは、熱と脱水による健康障害を受けやすくなります。熱による疾患は、程度の軽い順から、熱失神(heat syncope)、熱痙攣(heat cramps)、熱ばて(heat exhaustion)、熱射病(heat stroke)とありますが、いづれも外界の熱に対し、体の体温調整ができなくなった時に起こります。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第33回 心房細動 (Atrial fibrillation)

症状:動悸、胸部苦悶感、ふらふら感 55才男性のBさんは、昨日から脈が時々速くなり、胸が苦しくなってきたので内科を受診しました。Bさんの脈は不整で、心電図上心房細動の所見があったので、Bさんはすぐに循環器内科に紹介され、そこで軽い電気ショックによる不整脈治療を受けました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 2 10月 2005

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第97回 乳がん(Breast cancer)

乳がんはアメリカ人女性に多い悪性腫瘍ですが、日本人女性でも1996年に罹患率第1位の悪性腫瘍になりました。日本人女性の20人に1人が乳がんになるとも言われています。毎年4万人以上の日本人女性が乳がんになり、1万人以上が乳がんで死亡しています。乳がんは早期発見すればほとんど治癒できますので、早期発見、早期治療が望まれます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 2 10月 2008

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その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

「そんなことをしたら、お医者さんに言って、注射してもらいますよ。」としつけのつもりで、こんな脅しを子供にする親御さんがいますが、これは関心できない脅しです。私たち小児科医は子供との距離を縮めたいわけで、決して注射を脅しの道具に使う気はありません。それにアメリカでは実際に注射をするのはナースで、ドクターではないですから、この脅しそのものが通用しません。ドクターは子供のよき相談相手でなければならないのです。それに、力ずくで抑えたり、脅しを使って、子供から適切な情報を得ることはできないのです。

診察室 | Ildong Kim | TUSEDAY, 14 9月 2004

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第28回 貧血(Anemia)

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2002年11月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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その2 「私も」病 =ついつい自分の話をだしてしまうドクター=

私は、いいのか悪いのかわからないのですが、患者さんに同情するあまり、「同病相哀れむ」の精神で、私の経験談をついつい話ししてしまうことがあります。「実は私も、 ‐‐‐なんです。」と。高血圧や喘息を始め、比較的頻度の高い病気になったことがあるので、私の経験談を語る機会も多いのです。「私も‐‐‐。」とドクターが自分の経験談を語ることが、患者さんとのコミュニケーションを図る上で実際、どの程度効果があるのかはなはだ疑問ですが、私の場合、一応それで、患者さんとのコミュニケーションを円滑に図ろうとか、病気に対する理解を深めてもらおうとか、と言う意図が無意識下にあるのです(本当かな?)。問題は、よく脱線してしまうことなのです。

診察室 | Ildong Kim | 木曜日, 9 9月 2004

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第15回 甲状腺機能低下症 (hypothyroidism)

症状:疲れやすい、元気が出ない、寒さに弱い 35才の女性Jさんは1年程前から、疲れやすくなり、気分もふさぎがちになってきました。心配になって精神科医を受診、「軽いうつ病」と診断され抗うつ薬をしばらく服用していましたがあまり効果はありません。夫に薦められて、Jさんは近所の内科医を受診しました。内科医は、問診、診察の後で簡単な血液検査をし、その結果、甲状腺機能低下症であることが数日後に判明しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第73回 化膿性汗腺炎(Hidradenitis supprativa)

症状: わきの下の腫れ、痛み、うみ    26歳の女性Rさんは、2年前から時々わきの下に赤く痛いしこりができ、そのたびに皮膚が割れてなかから悪臭のする膿が出ていました。そして、皮膚にケロイドのような瘢痕が残ってしまいました。また痛くなったので医師を受診すると、化膿性汗腺炎という診断をされ、膿瘍の切開と排膿を受け、そして抗生物質を処方されました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

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第23回 子宮筋腫(Uterine Fibroids)

症状:月経過多、生理痛、頻尿 45才のOさんは2年前から生理時の出血が増加し、生理周期も不規則になってきましたが、頻尿が出てきたので、まず泌尿器科を受診しました。頻尿の原因が泌尿器科的な疾患ではないため、Oさんは婦人科に紹介され、診察と超音波検査で、子宮筋腫と診断されました。筋腫もかなり大きく、貧血もひどく、すでに子供も3人いたので、Oさんは婦人科医と相談の上、子宮摘出の手術を受けることにしました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

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第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

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第30回 ブルガダ症候群(Brugada sydrome)

症状:失神、突然死、あるいは無症状 Kさんは、仕事中急に気を失いました。救急車で、近くの救急病院に運ばれ、いろいろ検査を受けましたが原因がわからず、心臓の専門医を紹介されました。後日心臓の専門医を受診したところ、ブルガダ症候群の可能性があるということで、心臓電気生理検査を受け、その結果、植え込み型除細動器(ICD)の手術を受けることになりました。...

第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

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第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

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第85回 腹痛 (Abdominal pain)

第60回 血尿(Hematuria)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

第64回 肩の痛み(Shoulder pain)

第55回 アメリカでの妊娠と出産

第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

第59回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その2

第71回 無月経 (Amenorrhea)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

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医学教育

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死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

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US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

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アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

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質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

その6 耳垢君、君は包囲された

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第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

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第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その8 渡米して驚く予防接種の数

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