第13回 アトピー性皮膚炎(1)

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2001年5月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

もっと読む

第3回 虫刺され(Insect bites)

質問:家でよく虫に咬まれますが、どんな虫がよく人を咬むのでしょうか。 家の中で咬まれる虫というと、可能性の高いのは主にノミとナンキンムシではないでしょうか。蜘蛛(くも)や蟻(あり)にも咬まれることがあるかもしれませんが、頻度はずっと低いようです。ほこりの中に住むダニもいますが、とても小さく、人を咬むというよりは、喘息などの原因になることが多いので、ここでは省略します。サンディエゴは比較的気温が高い地域にありながら、家に住む虫はそんなに多くないように思います。それは空気がある程度乾燥していることに関係あるのかも知れません。

医療相談室 | Ildong Kim | 日曜日, 19 9月 2004

もっと読む

第108回 トコジラミ (俗称-南京虫 Bedbug)

  トコジラミは昔存在していた寄生虫——と言いたいのですが、実際には、最近トコジラミの増加による健康被害がクローズアップされてきています。トコジラミによる被害の増加は日本やアメリカだけの現象ではなく、世界的な現象でもあるのです。   

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

もっと読む

第16回 伝染性単核症 (Infectious Mononucleosis)

症状:咽頭痛、リンパ節の腫れ、熱、疲れやすさ 22才の男子学生O君は、最近ガールフレンドが出来て、うきうきしていましたが、発熱とひどい咽頭痛が出てきたので近所の救急室を訪れました。溶連菌による扁桃腺炎と診断され、アモキシシリンというペニシリン系の抗生物質を処方されました。2日後、赤い皮疹が出現し、腹痛も始まったので、今度は内科医を受診しました。内科医は伝染性単核症を疑い、抗生物質を中止し、血液検査をオーダーしました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

もっと読む

第20回 骨盤炎症性疾患 (Pelvic Inflammatory Disease = PID)

症状:おりもの、下腹部痛、発熱、生理異常、性交痛 22才の女性Oさんは、2日前から発熱と悪寒が始まり、しだいに下腹部痛とおりものが伴ってきました。以前クラミジア(性病)に罹患したのですが、処方された抗生物質を途中で止めたことがあります。週末で不安になってきたので近くの救急室を受診しました。内診で、子宮に圧痛があったのでPIDを疑われ、性病検査と血液検査の後、抗生物質の注射を1本受け、経口の抗生物質を処方され、帰宅しました。後日性病検査でクラミジアが確認されました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

もっと読む

第8回 喉頭蓋炎(Epiglottitis)

症状:高熱、咽頭痛、呼吸困難 3才のG君は、昨日までは元気にしていましたが、今朝になって食事をいやがり、39.5度の高熱を出しました。夕方になると、呼吸も苦しそうで座ってよだれを流すようになりました。母親が主治医に電話すると、911で至急に救急車を手配するとのことで、救急室に行くことになりました。救急室に着くとしばらくしてG君は手術室に連れて行かれ、アメリカの医療事情に疎い両親は不安に駆られました。G君は最近日本から来たばかりで、アメリカの予防接種はまだ何も受けていませんでした。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

もっと読む

第105回 良性発作性頭位性めまい(Benign paroxysmal positional vertigo = BPPV)

   くるくる自分や周りが回わるめまいを回転性めまいと言いますが、この回転性めまいのうち、最も多い原因の一つが今回説明する良性発作性頭位めまい(BPPV)です。BPPV は頭の位置の変化によっておこるめまいで、聴力を失ったりするような重症のめまいではありませんが、何度も再発することがあるなかなかやっかいなめまいなのです。  

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

もっと読む

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

症状:失神、発汗、吐き気、低血圧 32才のCさんは、悩み事があって友人に相談にのってもらっていたところ、急に意識を無くしました。中学生の時、朝礼で、意識をなくし倒れたことが何回かあります。数分後に意識を回復したCさんは、少しフラフラ感を感じるだけでした。翌日内科医を受診し、いくつかの検査を受けましたが、すべて正常でした。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 16 4月 2006

もっと読む

第5回 腎盂腎炎(Pyelonephritis)

症状:発熱、悪寒、側腹痛 28歳のJさんは、ある冬の朝、高熱と悪寒がして近くの緊急医療センターを受診しました。吐き気、背部痛と軽い下痢もあったことから、インフルエンザと診断され、抗インフルエンザ薬と熱ざましをもらい帰宅しました。しかし、その後も高熱と背部痛が続いたので2日後内科医を受診しました。「頻尿や排尿痛」について医師から質問されましたが、Jさんは普段から尿が近いほうなので特に頻尿だと思ってもいませんでした。診察で右側の背中をこぶしでとんとんと叩かれたとき、鈍い痛みがしました。簡易尿検査の結果、腎盂腎炎と診断され抗生物質を3週間処方されました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

もっと読む

第46回 子供の時に始まる動脈硬化(Atherosclerosis-*注)

動脈硬化は大人になって始まると誤解されている方が多いのではないでしょうか。確かに、動脈硬化に起因する狭心症や心筋梗塞 (こうそく)、脳梗塞や末梢血管の閉塞は中年以降に多い病気ですが、血管の内側に脂肪が蓄積する動脈硬化そのものは子供の時に始まります。生後数年以内に動脈硬化性変化が始まることは多くの研究者が同意しています。20才になる頃には、ほとんどの人が主な動脈の内側に脂肪の沈着物であるアテロームを持っています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

もっと読む

第32回 乳幼児の胃腸炎 (Gastroenteritis)

一昨年に登場して、副作用のためすぐ市場から回収されてしまったロタウィルスの予防接種についてはまだ記憶に新しいところですが、このロタウィルスというのは予防接種が必要とされるぐらい乳幼児にとってやっかいなウィルスなのです。冬、乳幼児に胃腸炎(嘔吐、吐き気、下痢、腹痛、熱などの症状を伴う)を起こす感染性の下痢の多くがこのロタウィルスによるものなのですが、中には入院治療が必要になる乳幼児もいます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

もっと読む

第70回 手根管症候群 (Carpal Tunnel Syndrome)

症状: 手や指の痛みとしびれ、    43歳のTさんは、仕事でコンピューターを使うことが多く、最近仕事の忙しさに伴い右手の指がしびれてきました。近医を受診したところ、手根管症候群と診断され、手首のスプリントと抗炎症鎮痛薬で治すぐに治療を開始。しびれは比較的短期間で改善されまたした。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

もっと読む

轢かれた

日本に到着し、二日間たち、家族と一緒に駅の方へ向かって、日本の狭い道を歩いていた時の話である。暑い、日が照ってぽかぽかする日だった。サンフランシスコ市から来たもので、そこは夏でも冬のようなので、楽しんで歩いていた。私は一歳の息子を抱いて、前の方を歩いて、妻は四歳の娘と後の方についていた。景色に見とれながら、以後頭から離れないモータバイクの音が聞こえてきた。 妻が叫んだ。後ろを振りかって、男と女の人がバイクに乗っている姿を見た。そばに、倒れつつある娘も目にしたのだ。スローモーションのように、娘がはねられて、どしんと地面にぶつかって、そして足が轢かれたのを見た。娘が泣き出していた。妻が叫び続けていた。加害者が何度も何度も「大丈夫ですか」と尋ねていた。直ぐに私が娘を抱いて、状態が分かるように診察を始めた。医学生なので、訓練成果があらわれて、つい医者としての自分に変身した。

アメリカ医学生の体験談 | Jay Starkey | 水曜日, 9 1月 2008

もっと読む

第74回 ヘノッホ・シェ-ライン紫斑病(Henoch-Schonlein Purpura = HSP)

症状: 下肢の紫斑、腹痛、関節痛、血尿                                8歳の男の子G君は突然の激しい腹痛のため、救急室に運ばれました。痛み止めをもらって帰宅しましたが、原因がわからず、翌日に小児科を受診しました。腹痛以外に、下肢の痛みと足に紫斑があったので、ヘノッホ・シェーライン紫斑病(HSP)と診断され、尿検査と血液検査を受けました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

もっと読む

第83回 自閉症 (Autism)その2

自閉症のスクリーニング  自閉症であるという診断は、早期発見・早期介入の立場から、なるべく早期に、それも正確に行う必要があります。ただ、自閉症の診断自体簡単ではないので、先ず自閉症の可能性のある子供を発見するスクリーニングが必要になります。自閉症の症状・徴候は1才半までに出ることが多いのですが、2~3才にならないと診断されないことがあります。2~3才で話し言葉の発達の遅延は顕著になっていくので、診断が容易になるものと思われます。前回で列挙したような発達の遅れ、自閉症の症状・徴候に気付いたなら、なるべく早く小児科医に相談して下さい。 小児科医は健診のたびに、簡単なスクリーニングで発達の程度を評価します。自閉症を疑うと、より詳しいスクリーニング手段を使用し、子供の発達や行動について評価します。スクリーニングの方法は、両親からの情報に基づいたものもあれば、医師の観察に基づいたものもあります。そして、自閉症の可能性があれば、発達の専門医や他の専門家に紹介されます。 乳幼児の脳は発達途上です、従って、早期発見・早期介入によって可能性を生かすことができるのです。ただ、どの年齢でも介入による利点があるので、発見が遅すぎるということはありません。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 24 6月 2007

もっと読む

MORE_IN: 医療相談室, 気になる症状, アメリカ医学生の体験談, アメリカ健康ノート, 診察室, Medical Student Life

100%
-
+
3
Show options
Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

ヘルス

Topics
Top Story

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

...

第30回 ブルガダ症候群(Brugada sydrome)

症状:失神、突然死、あるいは無症状 Kさんは、仕事中急に気を失いました。救急車で、近くの救急病院に運ばれ、いろいろ検査を受けましたが原因がわからず、心臓の専門医を紹介されました。後日心臓の専門医を受診したところ、ブルガダ症候群の可能性があるということで、心臓電気生理検査を受け、その結果、植え込み型除細動器(ICD)の手術を受けることになりました。...

第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

...

第85回 腹痛 (Abdominal pain)

...

第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

第60回 血尿(Hematuria)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第64回 肩の痛み(Shoulder pain)

第55回 アメリカでの妊娠と出産

第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

第59回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その2

第71回 無月経 (Amenorrhea)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

医学教育

Topics
Top Story

死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

...

US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

Intensive Care Unit

Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Preceptorship: Learning in the Community Setting

轢かれた

集中治療室

Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

医療室

Topics
Top Story

その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

...

第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

その6 耳垢君、君は包囲された

...

第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第2回 アレルギー(Allergic Rhinitis)

第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その8 渡米して驚く予防接種の数

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=