その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

もう何年も前のこと、私が日本の病院で働いていた時の話しです。ある日の午後、5才のAちゃんが、お母さんに連れられて、受診に来たのです。聞くと、近医(近所の医師)を受診していたけれど、風邪がなかなか治らなくて、というのが受診理由でした。その医師は、最新の抗菌剤を3種類も順番に使用したということなのですが、1週間Aちゃんの状態はまったく良くならなかったのです。

診察室 | Ildong Kim | 木曜日, 1 6月 2006

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第112回 新型インフルエンザ(2009H1N1)についての最近の情報

   今年6月1日号のゆうゆうのコラム「アメリカ健康ノート106回」で、新型インフルエンザについての解説をしましたが、この半年の間に新型インフルエンザを取り巻く状況は大きく変化しました。全世界で感染者が著しく増加し、北半球では日本やアメリカを始め、死亡者が若い人を中心に急増しています。  今回のコラムでは、CDC (米国疾病予防管理センター) の最新情報を基に、新型インフルエンザに関する情報をアップデートしてみましょう。   

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

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第34回 一過性滑膜炎 (Transient synovitis)

症状:急に歩かない、股関節の痛み M君は4才の男の子で、1週間前に手足口病にかかった後、昨日急に歩かなくなりました。小児科を受診し、レントゲンと血液検査を受けましたが、両方とも正常で、小児科医は、一過性滑膜炎と診断しました。しばらく痛み止めを飲んでいましたが、1-2日以内に足を引いて歩くようになり、1週間ぐらいすると、K君は普通に歩けるようになりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 2 10月 2005

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第51回 正しい減量・ダイエットの仕方

アメリカでは人口に占める肥満の人の割合が過去20年で著しく増えてきました。現在、61%のアメリカ人成人が太り過ぎか肥満と推定されています。そのため、減量のためのプログラムやダイエット産業も肥大化してきています。特定の食品項目を極端に制限するダイエット (例えば Low carb diet=低炭水化物ダイエット)、極端なカロリー制限、または或る病気を持っている人の減量は健康上のリスクを伴うことがあります。医師や臨床栄養士などに相談の上、正しい減量を行うようにしましょう。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第39回 人間ドック (Executive Annual Check-up)

人間ドックというと日本の専売特許のように考えられていますが、実はアメリカにも人間ドックは存在します。普通は Executive check-up と呼ばれ、会社の幹部や管理職の人を対象に行われています。通常、数千ドルの費用を要することから、日本の感覚で誰もが気楽に受けられるものではなく、日本のバブル時代に出現した会員制の超高級クリニックを受診するような感覚と言えるでしょう。ホテル仕様のリッチな椅子やテーブルが置いてある特別室が用意され、飛行機のファーストクラス並の雰囲気で検診を受ける訳です。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第116回 脂肪肝(Fatty Liver)

   脂肪肝と診断される人が日本でもアメリカでも増加しています。これは脂肪肝が、肥満とメタボリック症候群 (メタボ) と相関しているからです。最近まで、脂肪肝は良性の病態で、放置していても特に重症の状態にはならないと考えられてきましたが、実際には、ごく少ない割合ですが脂肪肝も肝硬変や肝臓癌 (がん) に進行する可能性があるのです。   脂肪肝には、飲酒が原因のアルコール性のものと、飲酒以外の原因の非アルコール性のものがあります。近年は、肥満やメタボリック症候群と関係のある脂肪肝が増えてきているので、今回はこの非アルコール性の脂肪肝に焦点を当て解説をします。   

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

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第2回 入院について

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2000年6月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

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第107回 骨粗しょう症(Osteoporosis)

   アメリカでも日本でも高齢化に伴い、骨粗しょう症の患者数は増えてきています。アメリカでは50歳以上の人約1000万人が骨粗しょう症、3400万人が骨粗しょう症の予備軍の範疇に入ります。骨粗しょう症の5人に4人が女性で、50歳以上の女性のうち2人に1人が、男性は4人に1人が生涯の間に骨粗しょう症による骨折を経験します。  

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

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第80回 変形性関節症(Osteoarthritis=OA) 一番多い関節炎

変形性関節症はアメリカでも日本でも一番頻度の高い関節炎で、アメリカでは変形性関節症のある人の数は2100万人を超えています。変形性関節症は、年齢が上がると共にその頻度が高くなっていくので、高齢化と関係があると考えられていますが、高齢化社会時代の真っ只中にある日本やアメリカでは、生活の質の向上のために、今後さらに重要な疾患になっていくのではないかと思われます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 土曜日, 28 4月 2007

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第36回 めまい(Dizziness / Vertigo)

一般的に患者さんは、ふらふらすることも、目が回ることも同じ「めまい」という表現であらわすことが多く、「めまい」と一口に言っても、その意味する症状は様々です。それは英語でも同じで、患者さんは一般的に “I’m dizzy.” と表現することが多いのですが、dizzinessの意味することは患者さんによって違います。このように、「めまい」を表現する単語は日本語でも英語でもいくつかあり、正確に表現をすることが難しいことがあります。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 30 9月 2004

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第113回 便秘(Constipation)

   便秘で悩む人は多く、誰もが一度は便秘を経験します。大抵の人は、市販の下剤を使用したり、野菜果物を多く取ることで便秘を解消しますが、腹痛、腹部膨満、痔 (じ) などが生じると医療機関を受診するようになります。  アメリカでは400万人以上の人が慢性的な便秘に悩まされていますが、女性、高齢者に多く、妊娠・出産後にも頻度が高くなります。  

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

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第58回  筋けいれん (Muscle cramps = muscle spasm)

症状: 筋肉のけいれん、筋肉痛    32才のPさんは、普段あまり運動をしていないのですが、昨日は家族と一緒に近くの山を数時間歩きました。その夜寝ている時に、突然ふくはらぎがこむら返りをし、その激しい痛みで血の気が失せる程でした。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 13 1月 2008

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第13回 アトピー性皮膚炎(1)

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2001年5月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

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第43回 たばこの害

禁煙のすすめ―― 喫煙は薬物中毒という認識の必要性 肩身が狭くなる喫煙者  カリフォルニア州は他州に先駆けて公共の場での禁煙を行ないましたが、現在アメリカでは、喫煙のできる公共の場がどんどん少なくなってきています。それは日本でも同じで、禁煙宣言する病院や公共施設が増えてきています。数年前まで、飛行機に喫煙席があったのがウソのようです。アメリカでは喫煙率は1965年の42.4%から2001年の22.8%に落ちてきましたが、日本でも同様の傾向です。日本人男性の喫煙率は依然として先進国中のトップですが、1997年の52.7%から2001年の45.9%と減少傾向にあります。女性の方は10%の横ばいですが、先進国中最低の喫煙率です。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第6回 肺塞栓症 (Pulmonary Embolism)

症状:胸痛、息苦しさ 58歳のJさんはビジネスマンで、よく飛行機を利用します。今回もヨーロッパへの出張の後、成田空港へ帰って来ました。飛行機に乗っていた頃から息苦しさを感じていたのですが、自宅に着く頃には胸も痛くなってきたので、自宅近くの救急病院に行きました。心電図、胸部レントゲンも異常がないということで、痛み止めをもらい帰宅しました。その夜さらに息苦しさが増してきたので、都内の大学病院の救急室に行き、そこで肺塞栓症と診断され即入院となりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 金曜日, 15 10月 2004

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第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第39回 血管迷走神経反射 (Vasovagal Reflex)

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第30回 ブルガダ症候群(Brugada sydrome)

症状:失神、突然死、あるいは無症状 Kさんは、仕事中急に気を失いました。救急車で、近くの救急病院に運ばれ、いろいろ検査を受けましたが原因がわからず、心臓の専門医を紹介されました。後日心臓の専門医を受診したところ、ブルガダ症候群の可能性があるということで、心臓電気生理検査を受け、その結果、植え込み型除細動器(ICD)の手術を受けることになりました。...

第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

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第85回 腹痛 (Abdominal pain)

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第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

第60回 血尿(Hematuria)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第64回 肩の痛み(Shoulder pain)

第55回 アメリカでの妊娠と出産

第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

第59回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その2

第71回 無月経 (Amenorrhea)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

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医学教育

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死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

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US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

Intensive Care Unit

Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Preceptorship: Learning in the Community Setting

轢かれた

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

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第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

その6 耳垢君、君は包囲された

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第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第2回 アレルギー(Allergic Rhinitis)

第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その8 渡米して驚く予防接種の数

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=