第48回 猫ひっかき病 (Cat Scratch Disease = CSD)

  症状: リンパ節の腫れと痛み、発熱、疲労感    18才のKさんは、2-3週間まえから、微熱と疲れが始まり、腋の下のリンパ節も腫れて痛みを起こしています。Kさんは、実は、2ヶ月前、知人から子猫をもらって可愛がっているのです。  

気になる症状 | Ildong Kim | 木曜日, 25 1月 2007

もっと読む

第89回 腎結石(Kidney stones=Nephrolithiasis)

 腎結石は腎臓内で形成される結石のことですが、結石の存在する場所により、尿管結石、膀胱結石、あるいは尿道結石とも呼ばれます。これらの結石は総称して尿路結石と言いますが、この記事では便宜上、腎結石と称しておきます。 腎結石は一般的な病気で、アメリカでは毎年300万人が医療機関を受診し、そのうち50万人近くが救急室を訪れると言われています。また、理由ははっきり分かっていないのですが、アメリカでは過去30年で腎結石の人の割合が増えてきています。 腎結石はどの年齢でも起こりますが、男性では40才台で腎結石の罹患率が急に増え、70才台まで上昇し続けます。女性の場合は50才台がピークです。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 13 1月 2008

もっと読む

第51回 幽門狭窄症 (Pyloric stenosis)

症状:噴水状の嘔吐、脱水     Sちゃんは生後3週間の男の子ですが、お母さんが授乳する度に噴水のように吐くようになりました。吐いた後も、お腹がすいているらしく、無償におっぱいを欲しがります。数日して元気がなくなってきたので、Sちゃんは救急室に連れて行かれ、検査の結果、幽門狭窄症という診断で、丸2日点滴を受けた後手術を受けることになりました。

気になる症状 | Ildong Kim | 土曜日, 28 4月 2007

もっと読む

第72回 胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome = TOS)

症状: 手や腕のしびれ、首、肩、腕の痛み    35歳のPさんは、コンピュータープログラマーで週に2-3回は友人とバレーボールをします。右手指・腕のしびれが1ヶ月前に始まり、1週間前から首、肩、上腕の痛みも起こってきました。医師を受診したところ胸郭出口症候群と診断され、理学療法と自宅でのストレッチングを積極的に行い症状は徐々に改善していきました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

もっと読む

第45回 唾石症 (Salivary stone = Sialolithiasis)

症状:顔や首の腫れ、痛み、口の乾燥 32歳のKさんは、ある夕食時、突然顎の下に激痛が起こり、腫れにも気づきました。翌日内科医を受診したところ、唾石症の疑いで耳鼻科医を紹介されました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 24 1月 2007

もっと読む

第60回 血尿(Hematuria)

血尿は比較的よく認められる異常の一つですが、原因は激しい運動から腫瘍に至るまで、極めて広範囲にわたります。大半は比較的心配の要らない原因ですが、高齢者だと癌 (がん)、子供だと先天性尿路奇形の可能性もあり、慎重な検査が必要になってきます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 1 9月 2005

もっと読む

第3回 健康保険の話

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2000年7月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

もっと読む

その8 渡米して驚く予防接種の数

お子さんのおられる方で、アメリカへ来て驚かれるのが、予防接種の種類とその数の多さでしょう。プリスクールと呼ばれる幼稚園前の学校、幼稚園、それと小学校などの入学入園時、アメリカでは、予防接種の証明を提出することになっています。

診察室 | Ildong Kim | 水曜日, 21 12月 2005

もっと読む

第111回 アルツハイマー病(Alzheimer's Disease=AD)

   アルツハイマー病は認知症の原因の一つで、アメリカではロナルド・レーガン元大統領がこの病に冒され、その存在が広く知られるようになりました。現在、アメリカでは520万人がアルツハイマー病と推定され、2050年までにはその数が1100〜1600万人に増加すると推定されています。80歳以上の人は、2〜4割の確率でアルツハイマー病に冒されます。  

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

もっと読む

第78回 母乳と離乳食 (Breast milk & complimentary foods) その2

その2: 離乳食(Complimentary foods)   母乳に関しては前回説明しましたので、今回は、離乳食(Complementary foods)と離乳(Complimentary feeding 又は weaning)について説明をします。 前回述べたように、WHO(世界保健機構)は、母乳栄養の重要性を説き、乳児が生後6ヶ月になるまで、母乳だけの栄養を推奨しています。母乳が出ないとか、医学的な理由がない限り、アメリカ小児学会も日本の厚労省も基本的には賛成しています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 24 1月 2007

もっと読む

第114回 痔(Hemorrhoids)

   英語で hemorrhoid  というと痔核のことですが、日本語での痔は、痔核 (いぼ痔)、裂肛 (切れ痔)、痔ろう (穴痔) の3種類の痔を意味します。痔核は、さらに内痔核と外痔核に区別されます。   50才までに、約半数の人が何らかの痔の症状を訴えるのではないかと考えられていますが、大半の人はあまり悪化しないで、市販の薬や、生活習慣の改善で治っています。   

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

もっと読む

第49回 あなたのコレステロール値は大丈夫?

最新の血中コレステロール目標値 (Update on Treatment Goals for Cholesterol) テレビや新聞などの報道で、もうご存知の方も多いかも知れませんが、7月中旬に新しい血中コレステロールの目標値が発表されました。7月13日に発行されたアメリカ心臓協会(American Heart Association)の機関雑誌である「Circulation」(循環)に、過去3年間に発表された5つの大きな臨床研究に基づいた、新しいコレステロール治療指針が紹介されたのです。この中で、以前にも増して厳しい目標値が特にハイリスクの人に採用されたので、マスコミの大きな関心を集めることになりました。この新しい指針は、3年前に出された有名な、高コレステロール血症の治療指針である、ATPIII Report (Adult Treatment Panel III Report )=米国コレステロール教育プログラム・ 成人治療専門委員会第3報告を改訂したものです。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

もっと読む

第22回 肘内障(ちゅうないしょう)

症状:子供の手を引っ張った後、子供が腕を動かさない J君は3才の男の子。公園で歩いている時に転びそうになったので、横にいたお母さんがJ君の右腕を強く引っ張ったところ、その後J君は右腕を動かさなくなりました。骨折を心配したお母さんはJ君をかかりつけの小児科医に連れて行きました。話を聞き終えた小児科医は、J君の右腕をつかんで、回転させるように伸ばしたかと思うと、先程まで全然腕を動かそうとしなかったJ君がゆっくり右腕を動かし始めました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

もっと読む

第108回 トコジラミ (俗称-南京虫 Bedbug)

  トコジラミは昔存在していた寄生虫——と言いたいのですが、実際には、最近トコジラミの増加による健康被害がクローズアップされてきています。トコジラミによる被害の増加は日本やアメリカだけの現象ではなく、世界的な現象でもあるのです。   

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 月曜日, 24 5月 2010

もっと読む

第46回 子供の時に始まる動脈硬化(Atherosclerosis-*注)

動脈硬化は大人になって始まると誤解されている方が多いのではないでしょうか。確かに、動脈硬化に起因する狭心症や心筋梗塞 (こうそく)、脳梗塞や末梢血管の閉塞は中年以降に多い病気ですが、血管の内側に脂肪が蓄積する動脈硬化そのものは子供の時に始まります。生後数年以内に動脈硬化性変化が始まることは多くの研究者が同意しています。20才になる頃には、ほとんどの人が主な動脈の内側に脂肪の沈着物であるアテロームを持っています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

もっと読む

MORE_IN: 医療相談室, 気になる症状, アメリカ医学生の体験談, アメリカ健康ノート, 診察室, Medical Student Life

100%
-
+
3
Show options
Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

ヘルス

Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

医学教育

Topics
Top Story

死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

新入生向けのオリエンテーション

...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

中間試験

Introuduction: An American Medical Student

Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Intensive Care Unit

Preceptorship: Learning in the Community Setting

轢かれた

集中治療室

Move
Display 0 | 5 | 10 | 15 Stories

医療室

Topics
Top Story

その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

...

その6 耳垢君、君は包囲された

...

第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第2回 アレルギー(Allergic Rhinitis)

その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

第4回 高脂血症 (Hyperlipidemia)

その4 脅かすドクター =成人病のコントロール=

その8 渡米して驚く予防接種の数

その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=