第99回 脳卒中 (Stroke)

アメリカでは毎年約80万人が脳卒中になり、15万人の方が亡くなっています。すなわち、40秒に1人が脳卒中になり、3〜4分に1人亡くなっていることになります。日本で脳卒中になる人は人口比ではアメリカよりも多く、年間13万人の方が亡くなっています (第3位の死因)。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 29 3月 2009

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第45回 唾石症 (Salivary stone = Sialolithiasis)

症状:顔や首の腫れ、痛み、口の乾燥 32歳のKさんは、ある夕食時、突然顎の下に激痛が起こり、腫れにも気づきました。翌日内科医を受診したところ、唾石症の疑いで耳鼻科医を紹介されました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 24 1月 2007

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第93回 心肺蘇生術 =小児編= (Cardiopulmonary Resuscitation=CPR)

今回は、前回のCPR (大人編) に続き、その小児編を米国心臓協会の心肺蘇生術 (CPR) のプロトコールに沿って解説します。小児の場合、目撃者あるいは発見者によるCPRが大人以上に効果的で、特に呼吸停止による心肺停止の蘇生率は高いのですが、心肺停止の小児のうち半数以上は救急隊の到着までにCPRを受けずにいます。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 木曜日, 2 10月 2008

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第46回 子供の時に始まる動脈硬化(Atherosclerosis-*注)

動脈硬化は大人になって始まると誤解されている方が多いのではないでしょうか。確かに、動脈硬化に起因する狭心症や心筋梗塞 (こうそく)、脳梗塞や末梢血管の閉塞は中年以降に多い病気ですが、血管の内側に脂肪が蓄積する動脈硬化そのものは子供の時に始まります。生後数年以内に動脈硬化性変化が始まることは多くの研究者が同意しています。20才になる頃には、ほとんどの人が主な動脈の内側に脂肪の沈着物であるアテロームを持っています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 金曜日, 1 10月 2004

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第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 2 10月 2005

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Preceptorship: Learning in the Community Setting

At the outset of medical school, I assumed that I would get a lot of "hands on" experience. Actually, this is a relatively new approach to medicine. In the past,...

Medical Student Life | jstarkey | 土曜日, 19 11月 2005

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第58回 注意欠陥多動性障害(ADHD) その1

1845年、ハインリッヒ・ホフマンという精神科医によってADHD が紹介され、この160年間に、ADHDに関する研究が何百何千となされ、ADHDに関する考え方も随分と変わってきました。今日、アメリカでは3~5%の子供がADHDだと推測され、その数は約200万人にも上り、25~30人規模のクラスに1人の割合でADHDの子が存在します。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 29 5月 2005

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第54回 口腔アレルギー症候群 (OAS = Oral Allergy Syndrome)

症状: 食べた直後に口の中や唇がひりひりしたり、かゆくなる。    12才のJ君は、花粉症があり鼻のステロイドのスプレーを使用していますが、最近、バナナやメロンを食べると口や唇がかゆくなり、ヒリヒリするようになってきました。スプレーの副作用かもしれないと、親に連れられて近医を受診しましたが、そこで口腔アレルギー症候群という聞きなれない病名の診断をされました。

気になる症状 | Ildong Kim | 日曜日, 24 6月 2007

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第3回 虫刺され(Insect bites)

質問:家でよく虫に咬まれますが、どんな虫がよく人を咬むのでしょうか。 家の中で咬まれる虫というと、可能性の高いのは主にノミとナンキンムシではないでしょうか。蜘蛛(くも)や蟻(あり)にも咬まれることがあるかもしれませんが、頻度はずっと低いようです。ほこりの中に住むダニもいますが、とても小さく、人を咬むというよりは、喘息などの原因になることが多いので、ここでは省略します。サンディエゴは比較的気温が高い地域にありながら、家に住む虫はそんなに多くないように思います。それは空気がある程度乾燥していることに関係あるのかも知れません。

医療相談室 | Ildong Kim | 日曜日, 19 9月 2004

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第81回 胸痛 (Chest Pain)

胸痛で救急室を訪れる人の大半は、心筋梗塞(心臓まひ)など心臓に関係のある病気を心配するようですが、実際には心臓以外の原因も多く、胸痛イコール心臓の病気というわけではありません。ただ、心臓に関係のない病気でも、解離性大動脈瘤や肺塞栓症のように重症の病気があるので、胸痛は例えその原因が筋肉痛であっても軽く考えることはできません。以下、胸痛の原因になる代表的な病気について簡単に説明をします。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 土曜日, 28 4月 2007

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第21回 慢性疲労症候群(CFS = chronic fatigue syndrome)

症状:慢性的な疲れ、記憶力の低下、のどの痛み、筋肉痛 46歳のTさんは働き盛りで、毎日かなりの仕事をこなしていましたが、昨年より、疲れがひどく、いくつかの病院へ行き、様々な検査を受けましたが原因がわかりませんでした。筋肉痛や関節痛もあるのでリウマチ科の専門医も受診しましたが、「リューマチ科の病気ではない。」と言われただけです。知り合いに薦められて、ある内科医を受診、諸検査ののち、慢性疲労症候群の可能性があると言われ、抗不安薬を服用し、認知行動療法という精神療法を受け、その後徐々に快方に向かっていきました。

気になる症状 | Ildong Kim | 水曜日, 20 10月 2004

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第15回 思春期医療(Adolescent Medicine)

サンディエゴの地元日系紙「ゆうゆう」の2001年7月1日号に掲載。改訂を予定していますので今しばらくお待ちください。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 水曜日, 15 9月 2004

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第27回 細気管支炎 (Bronchiolitis)

症状:咳、呼吸困難、喘鳴 生後5ヶ月のPちゃんは2日前から、発熱、咳、喘鳴で近くの小児科医を受診しました。診察をした小児科医は、Pちゃんの呼吸が速く、肋骨と肋骨の間の筋肉がぺこぺこへ込む(努力性呼吸)をしていたので、吸入治療をして、ER(救急室)に連絡を取り、PちゃんをすぐERに連れて行くようにPちゃんのお母さんに指示しました。

気になる症状 | Ildong Kim | 木曜日, 17 2月 2005

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その9 抗菌剤(抗生物質)は正義の味方か?

もう何年も前のこと、私が日本の病院で働いていた時の話しです。ある日の午後、5才のAちゃんが、お母さんに連れられて、受診に来たのです。聞くと、近医(近所の医師)を受診していたけれど、風邪がなかなか治らなくて、というのが受診理由でした。その医師は、最新の抗菌剤を3種類も順番に使用したということなのですが、1週間Aちゃんの状態はまったく良くならなかったのです。

診察室 | Ildong Kim | 木曜日, 1 6月 2006

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第69回 メタボリック・シンドローム (Metabolic syndrome)

メタボリック・シンドローム(代謝症候群)という言葉をご存知ですか?これは、ある特定の病気を指すのではなくて、血圧上昇、血中コレステロールの異常、血糖値の上昇など、いくつかの危険因子が重なると、心血管系疾患(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など)を起こす確率が高くなるという概念を基にした症候群のことです。いわゆる生活習慣病とも言われている「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などの病気が重なると、心血管系疾患を起こす確率は飛躍的に高くなりますが、そうした病気がなく、軽度の異常が重なるだけでも動脈硬化が促進し、心血管系疾患の確率が高くなるのです。

アメリカ健康ノート | Ildong Kim | 日曜日, 16 4月 2006

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ヘルス

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第85回 腹痛 (Abdominal pain)

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第75回 卵巣嚢胞(嚢腫)(Ovarian cysts)

卵巣嚢(のう)胞は、卵巣にできる水様や半固形状の液体が入った袋状のものを指しますが、卵巣嚢腫とも呼ばれています。卵巣嚢胞のほとんどが機能性または生理的嚢胞で、良性で排卵に伴って形成され、症状もなく、外科的手術の対象にもなりません。...

第43回 肋軟骨炎 (Costochondritis)

症状:上半身の動き、深呼吸で強まる胸痛...

第63回 膝の痛み (Knee pain) =運動およびスポーツ外傷によるもの=

膝の痛みは、内科医や家庭医を受診する筋骨格系の病気のうち3分の1を占めると言われるほど頻度の高い訴えです。特に、スポーツや運動を行っている人の半分以上が何らかの膝の痛みを訴えると言われています。軽い膝の痛みは、膝の使いすぎ、スポーツを行う際の準備運動や整理運動の不足が原因になっています。...

第54回 副鼻腔炎 (Sinusitis)

第31回 子供の亀頭包皮炎 (Balanoposthitis)

第87回 腹壁痛 (Abdominal wall pain)

第96回 幼児のしつけ (Discipline)

第81回 胸痛 (Chest Pain)

第108回 トコジラミ (俗称-南京虫 Bedbug)

第29回 バルトリン(腺)膿瘍 (Bartholin’s abscess)

第60回 血尿(Hematuria)

第47回 蜂窩織炎 (Cellulitis)

第117回 過敏性腸症候群 (Irritable Bowel Syndrome = IBS)

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死体解剖

死体解剖

今週は、とてもたくさんの事について、勉強しました。医学を学ぶことは、よく、「消火用ホースから、水を飲むことのようだ」と言われています。今までは、その意味が良くわかりませんでしたが、医大で勉強を始めて、新しい情報がどんどん出てくるので、ちょっとその意味を理解できるようになった気がしました。...

US Medical School: Timeline

Outline of US Medical Education First, a quick summary. Total time from high school graduation to residency completion: 4 years college + 4 years medical school + 3-5 years residency = 11-13 year...

医学選択科目

UCSFには、必修科目に加えて、医学と芸術、ホームレス健康問題、黒人健康管理の格差、小児科問題、中国語医学用語など、いろいろな選択科目があります。 私は、「アジア人の健康と医学」と「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の2つの選択科目をとることにしました。今日は、「クリエイティブ(創造的な)ライティング」の授業について、書きたいと思います。 ...

新入生向けのオリエンテーション

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医大に入る前

はじめまして。ジェイといいます。私は日本で二年間過ごしたので、日本語が話せるようになりました。うまくはないけれど、頑張って、日本語でこの記事を書いてみます。 ...

中間試験

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Blocks: An Integrated Approach to Learning Medicine

Preceptorship: Learning in the Community Setting

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その3 エッチドクター? =思春期医療=

その3 エッチドクター? =思春期医療=

アメリカでは思春期医療というのが、小児科の中で独立した領域として存在します。従って、小児科の研修を受ける人は、思春期医療の研修も行います。避妊の仕方や、ドラッグの体に対する悪影響、思春期特有の問題について研修をします。特にアメリカではドラッグに手を出す高校生が3割以上いるので、ドラッグに関する知識は小児科医としては必須です。...

第7回 急性前立腺炎 (Acute Prostatitis)

質問:33才の男性で、肛門辺りの不快感と射精時に痛みがあり、医師を受診したところ、急性前立腺炎と言われました。急性前立腺炎とはどういう病気ですか?...

第6回 左半身の筋力の低下(Muscle weakness)

質問:55歳になる女性(Aさん)ですが、体の左半身の筋力が弱くてなってきています。原因として考えられるものは?

その6 耳垢君、君は包囲された

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第1回 のどの痛み(sore throat)

質問:よく熱をだして、のどが痛くなりますがどんな病気が考えられますか? のどの痛みは非常に訴えの多い症状です。のどの痛みと言っても患者さんが訴える「のどの痛み」は、扁桃、咽頭、喉頭の痛みから、首の正面下部あたりまでの痛みが含まれることがありますが、ここでは、扁桃、咽頭及び喉頭の痛みに限っておきます。...

第3回 虫刺され(Insect bites)

その7 胸痛はお父さんの愛情 =愛情も度を越すと病気を起こす=

第5回 肛門周囲膿瘍(perianal abscess)

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その5 たとえ話 =醜いアヒルの子は白鳥?=

その10 家族のように思って治療を =これが良いドクターの条件?=